葛飾北斎の未公開作流離王 雷死

葛飾北斎の未公開作103点が大英博物館オンラインで公開とある。

なんでイギリスにこのようなものがあるのか?という疑問は置いておこう、少し歴史を探れば何となくわかるはずで、知ったところで良いものでもない。

そんな事よりこの作品は今の漫画にも十分通じると言うか、寧ろ現代の表現よりも遥かに超えているのかも知れない、躍動感あり過ぎるし、何より見てて楽しいのと面白いな〜って率直に思うに尽きる。

正直、浮世絵にはあまり詳しくはないので、自分の思った事を語っていきたいと思っております。間違っている点があればコメント頂ければと思います。

浮世絵と漫画

葛飾北斎のみならず、月岡芳年の浮世絵も印象深い。

葛飾北斎は江戸時代後期の浮世絵師。化政文化を代表する一人。

そして月岡芳年は幕末・明治中期にかけて活躍した浮世絵師である。

江戸時代からこの構図ってのは既に漫画はいつから存在するのか?という疑問が思い浮かんで来るのですが、それを言われると日本最古の漫画、鳥獣戯画を思いだしてしまう

鳥獣人物戯画は一部の場面には現在の漫画に用いられている効果に類似した手法が見られることもあって、「日本最古の漫画」とも称される。とwikiにもある

そしていつのものなのか?

成立については、各巻の間に明確なつながりがなく、筆致・画風も違うため、12世紀 – 13世紀(平安時代末期 – 鎌倉時代初期)の幅のある年代に複数の作者によって、別個の作品として制作背景も異にして描かれたが、高山寺に伝来した結果、鳥獣人物戯画として集成したものとされる。wikiにある。

時代とともにちょくちょく描き足したって感じだろうけど、こういった表現が昔からあっと言うのは面白いと言うか、今で言うところのアンパンマンやらミッフィーちゃんやら何でありって感じの絵は実のところ昔からあったもので、例を挙げると先程言った月岡芳年という浮世絵師の作品で『台所大合戦』という作品がある、一見した感じ現代アートのように感じるが、これは安政6年(1859年)のものである、なんか似たようなものを現代アートでも見たような気がするが、そこは置いておこう。

この『台所大合戦』ではアンパンマンに登場する【天丼マン】が出てきてもおかしくない絵柄となっている。

葛飾北斎の未公開作【流離王 雷死】

これらを踏まえて、葛飾北斎の未公開作【流離王 雷死】この作品を見ていこうと思う。中央のエネルギーが放射線状で表されている。

流離王(るりおう)とは一体何なのか?雷死と書いてあるので、単純に雷食らってんのかなと思ったのだが、違うのかな?

ここからは、憶測で話す。

調べたらこんなものがありました。

瑠璃王経

流離王(るりおう)、または毘流離王(びるりおう)の毘流離(びるり)とは宝石の名とある。

毘(び)には『ばらばらに離れて』、琉璃(るり)には『生長する』という意味があります。

流離王は生まれるとすぐに、このような『ばらばらに離れて生長する』という宝石の名を与えられました。しかし、それにはそれなりの因縁があります。

『等見(とうけん)』というものが出てくるのだが、等見とは敵と味方とを区別しないことであり、人種、貴賎、貧富、男女、一切を区別せずに等しく見ることです。そして、それはとりもなおさず仏教の基本的テーマでもあるのです。

仏教の基本テーマとあるので、北斎はそれを絵にしたのかも知れないですね

あれは宝石を身に着けている図だとすると、納得は出来るのだが確証はないです。

ここでざっくりと俺の意見を言うと、若き頃のジョセフが首元にエイジャの赤石を身に着けて光っている図を荒木飛呂彦が描きそうだなと思ったよ

この間接具合が描きそうですよね、最後に葛飾北斎の漫画とか今売られたら俺買うかも知れん

最後にメモ書き

今回調べて気になった部分をメモ書きとして残しておくことにしました。

初めて印度の字をあてたのは玄奘三蔵であるが、玄奘はこの語をサンスクリット indu (月)に由来するとしている。近代になって、西洋語の India に音の近い「 印度」、または日本ではそれをカタカナ書きした「インド」が使われる。

バラタ族 は、古代インドの宗教文献『リグ・ヴェーダ』に現れる、インド・アーリア人の部族のひとつで、以後現代に至るまで、『マハーバーラタ』などを通じてインドの歴史に大きな影響を与え続けた人々である。wikiより