曹丕(そうひ)
曹 丕(そう ひ)
曹操と卞氏(武宣皇后)のあいだの長男として生まれ、8歳で巧みに文章を書き、騎射や剣術を得意とした。
初めは庶子(実質的には三男)の一人として、わずか11歳で父の軍中に従軍していた。
宛城の戦いで初陣を果たし、徐州での呂布討伐にも従軍した。
長兄の曹昂(生母は劉氏)が宛城の戦いで戦死すると、自身も逃げ延びた。
丁氏が曹操と離別する。
次兄の曹鑠も程なく病死し、卞氏が曹操の正室として迎えられた。
以後、曹丕は曹操の嫡子として扱われるようになる。
『三国志』魏志によれば、曹丕は茂才に推挙されたが、出仕しなかった。
200年の官渡の戦いにも従軍し袁紹を打ち破り、袁煕の妻であった甄氏を娶ったとされる。
曹操も曹丕と曹植のいずれかを後継とするか迷っていたが、最終的に賈詡の皮肉で曹丕に確定し、217年に曹操から太子に正式に指名される。
建安24年(219年)、曹操が漢中への出兵で不在の時に魏諷の反乱が起こるが、陳禕が曹丕に密告したために露見し、魏諷は捕らえられ処刑された。
建安25年(220年)に父・曹操が逝去すると、魏王に即位し丞相職を受け継ぐ。
臧覇の部下と30余万の青州兵は、曹操が死去すると、天下が乱れると考え、勝手に持ち場を離れ(『魏略』、「臧覇伝」)、青州へと帰還していった。
私兵四千家あまりを統率して孟達が魏に帰伏。
皇帝の座を2回辞退したのちに、初めて即位した。
後漢が滅亡する。
陳羣の進言により制定された九品官人法は、後世に長く受け継がれた。
曹丕は劉曄の進言を聞かず、夷陵の戦い直後に介入して、魏の総力を結集して30余万の軍勢で三路から呉の背後を攻めた。
疫病が流行したため退却せざるを得なかった。
(濡須口の戦い)
なおも曹丕は賈詡・辛毗の進言に従わず、翌黄初5年(224年)の出兵では、曹丕は自ら10余万の親征軍を指揮して広陵へ出撃した。
被害を受けた魏軍は敗走。
さらに翌黄初6年(225年)、曹丕は蔣済・鮑勛の忠告を受け入れず、またも自ら10余万の親征軍を発して広陵へと進軍した。
魏軍は寿春へ敗走し、魏軍が孫韶に敗れると、追撃で曹丕の乗馬車・羽蓋と魏軍の輜重なども奪われた。
黄初7年(226年)5月丙辰(16日)に病に倒れ、翌丁巳(17日)に嘉福殿にて崩御した。
享年40。
死ぬ間際、司馬懿・曹真・陳羣・曹休に皇太子の曹叡を託した。
宦官を一定以上の官位に昇進できないようにしたのは、その端的な処置であると言える。他にも郭氏を皇后に立てる際は、皇帝を差し置いての太后への上奏を禁じ、冀州の兵士5万戸を河南郡に移した。
身内にも厳しく、曹植を始めとする兄弟を僻地に遠ざけ、権力を削ぐため転封を繰り返したことで有名である。
これによって必要以上に藩屏の力が衰えた。
曹操死後において、曹丕が跡を継ぐと司馬懿はますます重用され、後の司馬氏の台頭を招いてしまった。
魏を滅ぼした西晋の武帝司馬炎はこれに鑑みて皇族を優遇したが、今度は逆に諸王に軍事権まで与えるなど厚遇が過ぎ、八王の乱を引き起こすに至る。
曹丕は在位わずか6年で崩御した。
身内の力を削い、司馬懿を重用し、国内において九品官人法が施行され、結果として魏の寿命を縮めたという指摘もある。(『集解』)
曹丕が魏を建国した220年に制定した九品中正法は制定当時はよく機能していたが、後に政局の腐敗を招いた。
上位の官僚に力のない寒門からはなることはできず、力のある勢族から下位の官僚になる者はいない。
これにより賄賂が横行し、貴族階級が形成された。
司馬懿はその欠陥を悪用し自分の息のかかった人物を登用する手段として用い、名士層が権力を掌握するようになり、西晋時代に入ると豪族たちが貴族化し、貴族台頭の時代を迎える。
王朝政権は腐敗しており、豪族共同体は私利私欲で崩壊する。
『三国志演技』では曹操が冀州を攻め落とした時、曹丕は真っ先に袁紹の屋敷に乗り込み、袁煕の妻であった甄氏を見初めて自分の妻にしたという。
これを聞いた曹操は「今度の戦はあいつの為にやったようなものだ」と苦笑したという。
呉蜀同盟に怒り、呉に対して黄初5年(224年)に大水軍をもって攻めるが徐盛に大敗、赤壁の戦い同様の被害を出し、そこで張遼を失ったと描写してある。
史実では病死。
wikiより
覚える特殊能力
【混乱・同討・激励・火矢・遠矢・応射】
陣形
【錐行の陣】
平地型の陣形機動性を重視した強襲用の陣形。素早く敵に接近することに向いている。弓攻撃力・弓防御力は最低なので射撃戦には向かない。研究で『強化騎兵』があれば攻撃力・防御力が更に上昇する。
強化騎兵 【無】
攻撃力・C 防御力・C 弓攻撃力・D 弓防御力・D 機動力・S 射程2
強化騎兵 【有】
攻撃力・A 防御力・B 弓攻撃力・D 弓防御力・D 機動力・S 射程2
【鶴翼の陣】(かくよく)
平地型唯一『一斉攻撃』が実行できる陣形。一斉攻撃は非常に強力なので城にこもった敵を複数の味方部隊で包囲したとき使える。弓の攻撃力は高いので射撃戦には有利。
関連兵器なし
攻撃力・C 防御力・B 弓攻撃力・A 弓防御力・D 機動力・C 射程2
【鋒矢の陣】(ほうし)
山岳型戦闘で『突撃』が実行可能で攻撃的陣、山や森林の地形では機動力がるだが、防御には弱い、だが研究で新兵器『戦車』を開発すれば少しは弱点を補える。
新兵器『戦車』を開発・【無】
攻撃力・A 防御力・D 弓攻撃力・D 弓防御力・D 機動力・A 射程2
新兵器『戦車』を開発・【有】
攻撃力・A 防御力・B 弓攻撃力・D 弓防御力・C 機動力・A 射程2
【雁行の陣】(がんこうのじん)
平地型弓での攻撃に特化した陣形。弓攻撃・弓防御は各陣形中最高、射程も長い。敵と接しての攻撃力は最低なので、味方部隊の後ろから援護射撃が適している。
関連兵器なし
攻撃力・D 防御力・B 弓攻撃力・A 弓防御力・A 機動力・B 射程3
その他の陣形
武将パラメーター
武力【武】75 知力【知】72 魅力【魅】85 政治【政】77
※【修行】などでパラメーターが上がっている場合があります。
経験値24923・勇名4231